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​星野玲子のブログ

【一般質問】図書館機能再構築① 地域図書館から新たな地域拠点へ

  • 12 時間前
  • 読了時間: 5分

清瀬 南部児童館&図書館 「まつぼっくる」今月の演出が可愛い❤️
清瀬 南部児童館&図書館 「まつぼっくる」今月の演出が可愛い❤️

今回の一般質問では、「図書館機能の再構築」について質問しました。

地域図書館の閉館以降、「元に戻してほしい」という声も多く寄せられています。

その思いは私もよく理解しています。

しかし私は、この議論はもはや「元に戻すか、戻さないか」という話ではないと考えています。

人口減少やデジタル化が進み、人々の暮らしや学び方が変わる中で、地域に必要とされる施設の役割も変化しています。

だからこそ私は、

地域図書館を復元するのではなく、学びや交流、居場所機能を備えた新たな地域拠点として再構築すべきではないか。

という視点で質問しました。

市長もこれまでの議会答弁の中で、「元に戻す」という考えではなく、「まちのリビング」となるような施設づくりを目指したいと答弁されています。

私はその方向性には賛成です。

ただし、新しい施設は、これまで地域図書館を利用していた方だけの施設でも、反対していた方だけの施設でもありません。

利用していた人も、利用していなかった人も含め、すべての市民が

「こんな施設があったらいい。」

「つくってよかった。」

そう思える施設を目指すべきだと思っています。

地域に必要なのは図書館なのでしょうか?

教育委員会からは、

図書館でしかできない機能と、

他の施設でも担うことのできる機能を整理しながら検討していくという趣旨の答弁がありました。

私は、この整理がとても重要だと思っています。

地域には地域で必要な機能があります。

・学びの場

・交流の場

・子どもや高齢者の居場所

・安心して過ごせる空間

こうした機能は、必ずしも「図書館」でなければ実現できるものではありません。

だから私は、

地域図書館をそのまま復元するのではなく、

新しい地域拠点として考えるべきだと提案しました。


「まちライブラリー」森ノ宮 図書館じゃないけど蔵書は20,000冊
「まちライブラリー」森ノ宮 図書館じゃないけど蔵書は20,000冊

全国で広がる「まちライブラリー」

今回の質問にあたり、私は改めて全国の図書館や学びの施設を視察しました。

その中でも大きなヒントになったのが「まちライブラリー」です。

私は、

・西東京市「MUFG PARK」

・大阪市「まちライブラリー@もりのみやキューズモール」

・大阪市淀川区「まちライブラリー@大阪経済大学」

の3か所を訪れました。

実際に見て感じたのは、

「本があるから人が集まる」のではなく、
「本を入口として人がつながる場所になっている」

ということでした。

まちライブラリーは、公立図書館とは違います。

寄贈された本を中心に運営され、蔵書数も5,000冊から2万冊程度。

司書によるレファレンスサービスや資料収集を目的とした施設ではありません。

つまり、「図書館」ではないのです。

しかし、そこには多くの人が集まっていました。

本を読み、

雑誌を読み、

コーヒーを飲み、

子どもが遊び、

イベントが開かれ、

地域の人同士が自然に会話をしている。

まさに「本を入口にした地域の居場所」ができていました。

こども本の森 中之島 図書館の様で図書館ではない本と触れ合える知の施設 視察にいきました
こども本の森 中之島 図書館の様で図書館ではない本と触れ合える知の施設 視察にいきました

ここで私が特に大切だと思っているのは、これからつくる地域拠点は、いわば「図書館のようで、図書館ではない場所」でもよいのではないか、ということです。

本があり、新聞や雑誌があり、学びや交流が生まれる。

一見すると図書館のように見えるかもしれません。

しかし、図書館として運営する場合には、資料収集や管理、司書の配置、貸出システムなど、当然ながら一定の設備費や人件費が必要になります。

もちろん、それらは図書館として大切な機能です。

一方で、地域の居場所として求められている機能が、必ずしもすべて図書館としての専門機能である必要があるのか。

私はそこを整理して考える必要があると思っています。

図書はあるけれど、図書館ではない。

本を入口に、人が集い、学び、交流し、安心して過ごせる場所。

そうした形であれば、運営費を抑えながら、市民の皆さまが求める居場所機能を実現できる可能性があります。

だからこそ私は、まちライブラリーや、安藤忠雄氏が手掛けた「こども本の森」などを実際に見てまいりました。

「図書館ではないけれど、本を通じた居場所として市民の要望に応えられているのか」

そこに注目して視察してきました。

今回の一般質問では時間の関係で詳しく触れることができませんでしたが、まちライブラリーやこども本の森で感じたことについては、改めてブログで詳しくご紹介したいと思います。

地域図書館を超えた新しい地域拠点へ

私は、こうした施設を見て、

地域に必要なのは「図書館」という名前ではなく、

学びや交流、居場所という機能なのだと改めて感じました。

もちろん、本は必要です。

雑誌や新聞も必要です。

毎日ふらっと立ち寄れる場所も必要です。

しかし、それは従来の地域図書館という形にこだわる必要はありません。

地域市民センターだからこそ実現できる、新しい学びと交流の拠点があるはずです。

私はこれからも、

地域域には学びと居場所をには学びと居場所を。

そんな新しい地域拠点づくりを提案していきたいと思います。

一方で、地域に居場所をつくるのであれば、

「図書館でしかできないこと」はどこが担うのか。

これも非常に重要なテーマです。

次回は、熊本県荒尾市立図書館の視察をもとに、

「駅前に知の拠点となる基幹図書館を」

という提案についてご報告します。


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