図書館再編について、私が考えてきたこと
- 30 分前
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図書館のことについて、少し書こうと思います。
正直に言うと、いまは何を書いても、純粋な議論として受け止めてもらうのが難しい状況も感じています。それでも、このテーマはとても大切なので、自分の思いを書いておきたいと思います。
図書館再編の話が市から出たとき、私の最初の感想は、「なんで!?」でした。
ただ、この「なんで!?」というのは、何もかもを一度に変えるのは性急すぎないか、という意味でした。特に私が気になったのは、地域図書館の再編についてです。
中央図書館については、南部地域複合施設の中に新たな図書館機能が入ることが決まっていましたので、その流れ自体は当然のこととして理解していましたし、これは議員でなくても分かることだったと思います。
ただ一方で、中央図書館は長く親しまれてきた場所であり、市民の皆さんにとっても大切な存在でした。そして私自身も、図書館ができた時から通っていた一人です。受験のときも、卒論のときも、会社員になってからの昇進試験の勉強のときも通いました。だからこそ、図書館に対する皆さんの思いはよく分かりますし、その大切な気持ちは、私もまったく同じです。
ちなみに私は総務文教常任委員会に所属しており、図書館のことについては、委員会でもずっと質問や意見を重ねてきました。そうした立場でもあり、また一人の利用者でもあったからこそ、この問題を自分なりにとても重く受け止めてきました。
その後、詳しい説明を何度も聞き、市民説明会にも参加しながら、背景や目的を一つずつ理解していきました。
ここで率直に書いておきたいのですが、当初の市民説明会に来ていた方は本当に数名でした。私も参加した一人です。
今になって「多くの市民の方が」と言われる場面もありますが、少なくとも最初の段階では、そこまで強い関心が広がっていたわけではなかった、というのが私の実感です。
そのとき私は、清瀬市の図書館の説明会にはあまり人が集まらないのだな、やはり関心は高くないのだろうか、と感じたことを覚えています。

そんな中で、私が最初にすぐ動いたのは、元町こども図書館は絶対になくしてはいけない、ということでした。ここについては、議会まで待っていられないと思い、すぐに計画の変更を要望しに行きました。もちろん、その後の議会の中でもしっかり伝えてきました。元町こども図書館ができた経緯も分かっているからこそ、ここは決してなくしてはいけないと考えたからです。
一方で、地域図書館については、改めて自分でも見に行き、再編の必要性があると感じたのも事実です。つまり私は、何でも残せばよい、何でも反対すればよい、という考えではありませんでした。守るべきものは守る。一方で、見直すべきところは見直す。その視点で向き合ってきました。
その後は、さまざまな自治体の図書館を視察し、図書館フォーラムにも参加して、現代の図書館のあり方について自分なりに勉強を重ねてきました。子ども向けに特色を持たせた図書館、新しい発想でつくられた図書館、貸し出しを中心としない新しいタイプの施設。図書館は、私たちが昔からイメージしているものより、ずっと多様に進化しているのだと感じました。

他自治体の図書館をそこまで見に行く人は、決して多くないと思います。ですが私は、詳しい市民の方に教えていただいたり、フォーラムで高く評価された図書館を訪ねたりしながら、近隣だけでなく関西方面も含め、実際に足を運びました。
現地に行って直接見ると、見えてくるものが本当にたくさんあります。個人で訪ねる以上、相手の自治体や図書館にご迷惑をかけないよう心がけてきましたが、現場の図書館職員の皆さんは本当に温かく、いろいろなお話を聞かせてくださいました。


退職された館長さんが、「今の図書館は、昔の図書館とはずいぶん変わってきている」とおっしゃっていましたが、私も実際にそれを肌で感じました。図書館は、単に本を並べて貸し出すだけの場所ではなくなってきています。時代に合わせて役割を広げ、地域の中で新しい価値を持つ存在へと変化しているのです。貸し出しをしない図書館のような施設も広がっています。
昨日、新市長が記者会見を開き、中央図書館の解体工事を止めないことを発表しました。また、駅前図書館の充実についても述べられていたようです。
まだ全文をしっかり確認できていませんが、中央図書館の蔵書数という点では、もう少し充実してほしいという思いも私にはありますので、その方針には注目したいと思っています。ただし、それは単なる思いつきや、「元に戻す」という話では済まないはずです。現在の利用実態として、利用者が決して多くないという事実もあるのですから、もっと清瀬の未来を見据えた提案でなければならないと思います。
そして、当然ながら、それにはお金がかかります。だからこそ、きちんとした計画を立てたうえで語ってほしいとも思います。今回のように、公約にまで掲げたけれど結局できなかった、ということになれば、市民の期待を裏切ることになるからです。
ちなみに、少し民間企業での感覚を交えて言えば、私は新しいことを提案するとき、特にお金が動く話であれば、もっと丁寧に調査をし、実現可能性や成功の見通しをシミュレーションしたうえで進めるのが当たり前だという環境で育ってきました。だからこそ、行政の話であっても、思いだけでなく、計画性や実現性を伴っているかどうかはとても大切だと考えています。
図書館のことについて、私は本当に自分なりに勉強し、考え、発言してきました。私が大切にしてきたのは、「サービスを後退させないこと」そして「これからの時代に合った図書館の役割をどうつくっていくか」という視点です。
図書館には、本を貸し出すだけではない大切な役割があります。子どもから大人まで、市民の皆さんにとって、静かに安心して過ごせる居場所でもあります📚
そして私は、そうした役割を考えるとき、「図書館である必要性」そのものも大切に考えるべきだと思っています。
だからこそ、単に「残す」「なくす」という話ではなく、これからの清瀬にとってどんな図書館が必要なのか――その視点で丁寧に考えていくことが大切だと思っています。
だから私は、感情論や対立に流されるのではなく、清瀬にとって本当に必要な図書館のあり方を、これからも丁寧に考え続けていきます。
続きでは、指定管理や学校図書についても触れていきたいと思います。




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